「植物なめし」は、植物にある「タンニン酸」で腐敗易い「獣皮」を化学変化させ、乾燥的な耐久性持つ、可塑性が高い素材:「革」に変更させる工程。
古代のなめしはオーク樹皮、その後果物や栗の木など天然素材を使用していて、この様々な「植物なめし剤」は茶色の色合いが違う他、色んな天然香りをヌメ革に与える。これが、植物タンニンなめし革はいい香りが出す秘密だ。
ヌメ革を使い込めばするほど表面が茶色に変わり、また革の皮下繊維に残された脂も染み出して、結果では時間と共に革が柔らかくなり色合いと艶さが増してくる。これがヌメ革が魅力的なエイジング(経年変化)です。
この変化が凄い!
ヌメ革こそ、使用者に「革を育てていく」楽しみを与えます。毎日魅力的に変化する色合いを出すこそ、一生使い続ける革製品なのだ。
2009年設立以来、ヴォータンクラフトはハードコアな「ビンテージ・ミリタリー」スタイルを貫徹していた。だからこそ、我々は日系/米系ヌメ革ブランドみたいに、 Hermann Oak ブライドルレザーや栃木レザーなど原色のヌメ革を作製に選びなかった。
原色のヌメ革はエイジング効果(表面色が茶色から珈琲色に)が一番明らかだが、その成果は清浄すぎて、ヴォータンクラフトが欲しがる「ビンテージ・ラフ」の雰囲気ではない。
それで、ヴォータンクラフトが設立以来10年の間、腕時計ベルトからカメラバッグ作製まで長い間使用続けているクラシックなレザー素材を紹介します!
2010年、ヴォータンクラフトが初めてカメラバッグ作る以来、ずっと使用し続けていたレザー。このレザーが愛用される特徴は:
「タフ」- ヴォータンクラフトは本革の中でも一番贅沢な厚さ6mm及ぶフルグレインレザーしか採用。加工はレザーの底部から始まり、一番丈夫な高密度繊維構造が持つ上部を確保し、強靭さと弾力性を持つタフなレザーを製品に使用してます。耐重性が要求されるバッグの底部に爆裂紋ヌメ牛革の出番だ。
「ラフ」- レザーは底部から加工され、獣皮表面の毛穴や闘いの傷痕がそのまま残される。ヴォータンクラフトから見ると、この「強悍から生まれた不完全性」は最も魅力的な特徴だ。
「裂紋」- 革表面に特殊な「浅層部ワックス浸潤」処理によって、革の最外側部位が硬質化になり、革を折り曲げ際に特殊な割れ痕跡が現れる。不規則な裂紋はバッグを使用するほど深刻化になり、歴戦感な雰囲気がでる外観に成長し続けていく。
「ツートーンカラー」- 革の折り曲げや、引っ張ったりした時に繊維内のオイルが移動し、表面の色が変わる現象を「プルアップ効果」と呼ぶ。オイルが多く含まれた植物なめし革だけにこの効果があり、使い込むほど浮き出たオイルが独特のツヤと色を生みだします。
生命力ある色合い、ヌメ革の「革を育てていく」色変化楽しみ、またフルグレインレザー表面の天然毛穴...普段のクロムなめし革に見あたらない個性的な特徴様々が、ヴォータンクラフト・レザーが伝わる「ビンテージ・ソール」感。
ヴォータンクラフト「波浪紋」茶芯ヌメ牛革バッグシリーズを見る
「革の表面に海波似た上下不規則な皺紋、それは触れば触るほどその波の丈夫さを感じられた...」
製品デザイナー Albert は、イタリアのトスカニーで偶然発見したこのヌメ牛革に魅了され、2016年にヴォータンクラフト最初の「フルレザーバックパック」-ファントム PHANTOMを完成した。
この表面感触がはっきり認識出来る「手揉み皺紋」効果は、イタリアの小さなタンナーリーの秘密技術で、完成するには普通の植物タンニンなめし革より倍な時間がかかる製品である。そして、完成された手揉み皺紋牛革に、同じ揉皺がでる可能性はなく、一枚一枚がユニークな芸術品。
また、この革は「波浪紋」以外に「茶芯」が特徴。「茶芯」とは、鞣し終わった革素材の表面を軽く染色し、レザーアイテムが使い込む事によって、芯にある革色が露出するエイジング(経年変化)です。茶芯は、よくRed Wingなどののエンジニアブーツやレザージャケットに見当たります。
高級ブランドのバッグによく使われている「ペブルド(小石)グレイン」レザーには、実は真偽がある?!
一般的に見当たるペブルドグレイン・シュリンクレザーは、実は「型押し革」(エンボスレザー) :型押し革とは、革の表面にある本来な肌理を取り外した後、機械でスタンプして模様(シボ)を出した物。
それに比べ、ヴォータンクラフトのペブルドグレインレザーは、レザーの表面を収縮(シュリンク)させて模様(シボ)を強調した革です。
型押し革(エンボスレザー) と本物のシュリンクレザーをどうやって区別するの?
簡単に言えば、「分布」と「深さ」、革の質感が本当の肌のように「自然」であるかどうかを確認する事で、区別がつきます。シュリンクレザーの肌理の「分布」は同じではなく、場所によって集中しているところもあれ、点在しているところもあり、線の「影」が矛盾している箇所もあります。
ヴォータンクラフトが革に関する最初のきっかけは腕時計ベルトであった件について、今は幸運だと思う。腕時計ベルトの経験が、最高な素材の選び方法を導いてくれたから。
腕時計ベルトを作るには、素材について様々な条件を考えなければならないため、カメラバッグの素材選びに比べれば遥かに複雑になる:長い間皮膚と接触しても快適、アレルギーを起こさない、臭わない、また頻繁な折り畳みでも壊れない...何年の経験により、全ての条件を満足できる素材が「ヌメ革」。
ヴォータンクラフトが他の手仕事ブランドとの最大な違いは、私たちが丈夫さと美しさに加えて「スタイル」を追求しているということです。ストラップの多くは手染め/エイジング加工しますので、「ビンテージ・ソール」の感触を一番よく解釈する革を見つけなければなりません。第二次世界大戦のアンティーク革製の弾薬バッグでさえ、軍用皮革製品は主に植物性のなめし革を使用している理由でヴォータンクラフトの職人に分解させ、レザーストラップとして利用する程なハードコアなやり方です。
A: 殆どのヴォータンクラフト・ヌメ革バッグは雨や雪などの天気変化に応じて一時的の防水性はあります。革に水が浸透する時間は以下の通り:
波浪紋レザーは15分間内浸透します。
爆裂紋レザーはおよそ10分間内浸透します。
注意:ペブルドグレインは手触りを持つため加工はせず、水は3分間内浸透します。
A: 弊社使用している革は特にお手入れする必要がないですが、下記いくつ使用上の注意点があり、お読みいただきご留意ください。
1. 本革が水に濡れた場合、乾かす際には直射日光にあてるのではなく陰干しで乾かしてください。直射日光にあてれば、革の中にある油分が失われ、型崩れや亀裂になりますので、ご注意ください。
2. 油分の補給する方法は下記の通りです。
表面に細かなチリやホコリが付着しますので、先に乾いた布でよく拭いて下さい。きれいな乾いた布などに「ミンクオイル」を入れて軽く撫でるようにして磨いてください。確実に隅々まで塗ってから、別の乾いた布でベタベタ感がしないまで空拭きしてください。
3. 「波柄革」はワックスが含まれておりますので、長時間使わないと、浅く白いワックスの跡が出てきます。乾いた布で拭いてください。拭いてからまた革元々の光沢感になります。
A: 以下の指示に従い、処理を行ってください:
1. 乾燥な布でカビが付いている部分をきれいに拭いてください(カビがついた布が革の他部分を汚染しないよう、気をつけてください)
2. カビを取り抜きた後、カビ部位に微量のミンクオイルを利用した布でもう一度拭いてください。
3. 最後に、湿気が浸透するのを防ぐ革用油を施してください。上記お手入れの”2.”のところをご参考ください。
A: ヴォータンクラフトは「なめし剤(ブラウン)」や「植物タンニンなめし(各色)」や「アルコール系染料(腕時計ベルトに)」を使用しておりますので、次のような特徴を持っています。
1. 使うほどに革表面の色が深くなり、ツヤが出てピカピカになります。
2. 日差しにより革が全体的に少しずつ黄色になっていきます。特に青系やピンク系の色は変化しやすいので、予めご了承ください。
クロム鞣しのブランド品と比べると、ヴォータンクラフトの革は使うほどに経年変化になりますので、味わいが出て来て「革を育てていく」楽しみがあります。
A: 手間がかかる「天然なめし加工」で作りますので、白いまたは色薄い衣類・ものに摩擦すると色移りします。十分ご注意ください。